ムッソリーニを愛し執着しすぎた女性イーダの苦悶の人生の物語です
ムッソリーニからしたらたくさんいる愛人のうちの一人でこんなに執念深く追われるのは予想外で疎ましかったんだろうな
彼へのこだわりを捨て…
物語の描き方として非常にドラマチックでシナリオとして非常に堅牢な作品でした。
クリスマスのシーンにおける精神病院と寄宿舎のクロスカッティングは、異なる場所にいながら母と子の気持ちが通じ合う様子を、非…
いやー、視覚的に、演出、モンタージュ、編集的に抜け目ない、最高級では!
美しいね、撮影、陰影、ライト?お見事!美しい。芸術的だ!
大文脈に隠れた、小文脈、歴史の背景!ひょーーー😨ってかんじ
ラストで…
イーダが本人と確信するムッソリーニはスクリーンに消えて、代わりに息子がムッソリーニとして現れてきて、いよいよ現実と空想の境界線が分からなくなってくる構成が面白かったです。
「エドガルド・モルターラ…
凄すぎ。後半1時間でずっと精神病院の話をやる構成の凄まじさ。雪の美しさ、モンタージュのアバンギャルド。チャップリンに感動する女。主観の作家として、あんま見てないながらベロッキオの作家性少しずつ見えて…
>>続きを読むマルコ・ベロッキオ予習①
"メンヘラ"ってあんまり積極的に使いたくない単語だけど、これはもうそうとしか言いようがないイーダの「パワーメンヘラ」感、超行動型メンヘラとしての圧倒的な気迫が物語を爆進さ…
【実は前衛的な歴史ドラマ】
空前のベロッキオブームが来ている中で、気乗りがしないながらも有名どころは押さえて置こうとチマチマ観ている。本作はカイエ・デュ・シネマがベストに入れているだけあって、ただの…
迫りくる軍靴の音。画面上を踊り狂う「戦争!」のテロップ。ファシズムのパワーがイタリア全土に波及していく光景を狂熱的なテンションの演出で描いており、その圧のエグさに只々ド肝抜かれる。撮影と照明がノワー…
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