映画が映画になるための条件を、端的に示した作品のうちの1つだろうと思う。そして、やはりここにもモニュメント(像)とモーメント(瞬間)が宿っているように感じられ、前者は風船であり、後者は少年との触れ合…
>>続きを読む1950年代のパリの描写が美しい。
登場人物はほとんどしゃべらないのに、風船と少年の関係性や、少年の孤独、周囲からの冷たい目線がじんわり伝わってくる。
セリフがない分、視線、動き、間がすごく大切…
とにかく綺麗。
構図も良いし、光の使い方もうまい。
さらに引の絵が多いから、奥行きも出てる。
風船の撮り方も謎。
cgがない時代にどうやって撮ってたんだろうって思う。
色使いも良くて、基本服装も街並…
風船がトマトみたいに丸くつやつやで、お茶目で可愛い🎈
全体的に青みがかった映像に、子供たちや街ゆく人も青い服が多いため
風船の赤が映える
計算しつくされた美しさ
風船の動きはどうやって撮影…
赤い風船という題名の不思議な印象の洋画を、確か学校(たぶん中学)の体育館で鑑賞した筈なのだが、この度観る機会を得ても記憶は蘇らなかった。
まるでペット、否、友達のような風船。そして風情ある石畳の街…
60/100点
いろいろな意味で全てが不思議な映画となっている。
今作の大まかな内容は、「主人公が手にした赤い風船が、徐々にまるで生き物のような挙動をし始める」というファンタジー劇だ。
明らかに…
(C)Copyright Films Montsouris 1956