監督デシーカと脚本ザヴァッティーニという「自転車泥棒」のコンビで、本作も超好きな作品だった。戦後イタリアの貧しい市民の生活を描くネオリアリズモの流れにあるものの、ファンタジーの要素が強く混ざっていて…
>>続きを読む素晴らしいネオリアリズモの傑作ではあるけど、後にフェリーニ、パゾリーニ、そしてガローネなんかに引き継がれていくイタリア式ファンタジーの原点をここに見た気がしている。
ネオリアリズモの特徴として、現…
【ヴィットリオ・デ・シーカの画作りが凄すぎた件】
最近は出勤の際にMUBIで映画をダウンロードして観るのが日課となっている。MUBIではヴィットリオ・デ・シーカ特集が組まれているので試しに『ミラノの…
このレビューはネタバレを含みます
・前半1時間の無駄のなさ、主人公の人生を数分間で巧みに描き、孤児院育ちのポジティブな主人公を人生経験の長いホームレスたちと上手く対比されている
・派手ではない人間の良さや悪さが随所に現れていて、観客…
浮浪者の楽園というネオレアリズモの美しすぎる変奏に泣いた。冒頭の日向へ集まってくるシーンから傑作の予感しかしない。
資本主義との対立も鳩が神話的に解決し、石像は美しい女性へ変身する。ここでは身体障害…